あやうく一生懸命生きるところだった

あやうく一生懸命生きるところだった

あやうく一生懸命生きるところだった

商品の説明
出版社からのコメント
【本書プロローグより】

頑張って! (ハイハイ、いつも頑張っていますよ)
ベストを尽くせ! (すでにベストなんですが……)
我慢しろ! (ずっと我慢してきましたけど……)

これまでこんな言葉を、耳にタコができるくらい聞いてきた。
言われるがままに我慢しながらベストを尽くし、
一生懸命頑張ることが真理だと、みじんも疑わずにここまで来た。
そうして必死にやってきたのに、幸せになるどころか、
どんどん不幸になっている気がするのは気のせいだろうか?

そう考えたとき、後悔が襲ってきた。
いや、後悔というより悔しさだ。

あと10分我慢して登れば山頂だと言われて
ひぃひぃ登ったのに、
10分たっても頂上は現れなかった。

もう少しだよ、本当にここからあと10分だから……。
その言葉にダマされながら、40年も山を登り続けてきた。
もう、どうにかなっちゃいそう!

ここまで登ってきたついでに、もう少し登ってみることもできる。
必死に登り続ければ、何か見えてくるかもしれない。

でも、もう疲れた。気力も体力も底をついた。
チクショウ、もう限界だ。
内容(「BOOK」データベースより)
韓国でベストセラー25万部。毎日、走り続け疲れきったあなたへ。自分をすり減らす毎日から抜け出し“自分らしい生き方”に出会える人生エッセイ。